企業の「特徴」の作り方
- 代表
- 2022年12月9日
- 読了時間: 2分
弊社が支援を行わせていただくのは一部を除いて、主に採用に苦戦している、ハローワーク以外の採用の進め方が分からない、などのお悩みをお持ちの企業様です。
そして、支援をさせて頂くと1カ月を過ぎたころから応募が増えていくのに、驚かれます。
こうしたお悩みを持たれる企業の多くで、「自社の魅力を正しく発信できていない」ということがあります。
例えば、弊社が支援させていただいた企業は、地場に長年根付いていた企業で、都市部からも離れたところにありました。
ただ、情報発信においては都市部の大手企業を参考に、地元っぽさを消し、やや現実とかけ離れた綺麗な情報発信をされていました。
しかし、応募は増えず、たとえ入社しても事前の綺麗なイメージとのギャップにすぐ退職してしまうことが続いていました。
我々が支援の中でお話をお伺いすると、アピールするポイントはむしろ都市部から離れているからこそできる生活や、地域との密着感、良い意味での企業のアナログ感、地域の歴史などでした。
実は、都市部ではないこういった山村地域で働きたい願望を持たれている方は、一定数いらっしゃいます。ただ、情報発信がずれているがゆえに、こういう希望の方に上手く届いていない実情があります。
こちらの企業では「アナログ」の部分を前面に推して都市部の企業とは思い切って差別化した求人展開をしたところ、数は多くないですが、「アナログ」な仕事と生活に惹かれた候補者の様からの応募が来るようになりました。
また、正直に社内のこともきちんと伝えているので、地域の方々とお茶を飲んだりしながら、そこまであくせくせず、じっくり仕事に取り組める環境がマッチしているようです。
企業には、それぞれの「特徴」があります。その特徴とずれた展開をしても、うまくいきません。いかに、その特徴をとがらせて採用広報を行っていくかが大事です。
我々も、出来る限りその企業様に入り込んで、魅力を発信できるように心がけております。
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