年間2人の応募が月20人に増えた事例
- 代表
- 2022年10月13日
- 読了時間: 3分
弊社が長く支援させていただく社員数が30名ほどの企業があります。長野県内で長く続かれている老舗企業です。
長年社労士事務所に依頼してハローワークで求人を出していただけの活動で、外部からの応募は年間2人程度で、応募が来れば選考もそこそこにすぐに採用という状況でした。それ以外には稀に社長や役員の方の知人が縁故で入社してくるという状況でした。
しかし、若年層が定着せず、企業として高年齢化が進んできたことと、それによって組織が膠着化してきて新しい取り組みが進まなくなってきていることに悩んで弊社にご相談をいただきました。
お話をお伺いすると、採用にもっと力を入れていきたいが、現業が忙しくなかなかリソースが割けず、またどのように手をつけていいのかわからず、社員に詳しい人もいないとのこと。
そこで、弊社で中途採用→新卒採用→高卒採用の順で立ち上げさせていただくことになりました。業務の分担については、
■弊社
業者打ち合わせ、各種サイト立ち上げ、求人票作成、日程調整、セミナー・インターンシップ企画実施、パンフ等の資料作成、1次面接、学校回り、最終選考立ち合い
■お客様
最終選考、セミナー、インターンシップでの社員座談会
となりました。そして、採用活動を通して入社していただいた未来の社員の方に業務を引き継ぎ、将来的にはほとんどの業務をお客様でできるようになることを目指して、支援開始となりました。
当初、私達の予想ではお客様の業態や規模などから、まずは月に5名ほどの応募獲得になっていくのではないかと考えていました。しかし、蓋を開けてみると、立ち上げて2か月後には10名、4か月を過ぎたころには月に20名を超える方に応募いただけるようになりました。
応募数が多いことは多くの不採用を生むことにもつながり、決していいことだけでありませんが、それでも多くの候補者様に興味を持っていただくことは大事です。我々の予想を超え、多くの応募をいただき、1次選考を担当する我々も当初の想定より多くの選考を行いました。その中で、支援して3か月目には数年間採用できていなかった重要ポストに若手の今後が期待されるAさんの採用が決まりました。
また、応募人数が増えるからこそ、今度は採用の基準や面接での見極めが必要になってきます。もちろん、こちらも一緒に行わせていただいています。
応募獲得にあたっても今までの県内での支援の経験から効果の高い打ち手から優先的におこなっており、費用負担も発生はするものの、極力負担の少ないように進めさせていただいております。
また、採用が決まったAさんの今後を一緒に考えさせていただく中で、
「実は社労士に頼んで作ってもらった人事制度が機能してなくて・・・・」
「若手に活躍してもらうためにどんな組織にしたらよいか・・・・」
などのご相談をいただき、人事制度の作成(もちろん運営までやります!)や組織診断・管理職研修なども行い、組織強化の支援も同時に行わせていただいております。
最近、長くお付き合いさせていただいている社長から
「人事と採用ってこうやってやるんだね。Aさんも活躍してくれて良かった!今までだったらAさんとは絶対会えもしなかったし、会ったとして採用していなかったよ。」
と嬉しい言葉を頂きました。
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