top of page
検索

選考におけるオンラインとリアルの差

  • 代表
  • 2022年11月4日
  • 読了時間: 2分

コロナ禍になり、それまで選考はリアルで来社してもらってやるのが当たり前だった環境から一転、学生はオンラインで学び、企業も出張の代わりにオンラインでミーティングをし、オンライン慣れによって、選考にもオンラインが導入されることが増えました。


かくいう弊社で支援させていただいているお客様でも、1次選考ではオンラインを取り入れている企業がほとんどです。


では、実際に選考の精度として、オンラインとリアルでは差があるのでしょうか?


結論から言うと、差はあります。


面接において、質問とその答えという話からとれる情報はほぼ同じです(多少違う部分として、リアルの方がストレス高めという影響があります)。もっと差がある部分として、オンラインでは、胸以上しか映らないため、それ以外の情報はとれません。例えば、面接のときに「手が動く」「足が動く」「座り方」「第一印象」「雰囲気」などはとても大事な非言語情報なのですが、これらの情報は取れません。


ちなみに、「第一印象」という先入観で選考判断を行うことは、我々プロの身からすると絶対にしてはいけないのですが、「なぜこの第一印象になったのか」を言語化していくことはとても重要です。また、面接では、実は言語情報より非言語情報で見ていったほうが、精度が高いです。言語情報はその場で何とでも言えてしまうのに対し、非言語情報はその場でコントロールがしづらい部分だからです。そのため、面接でも言語情報は非言語情報を引き出すツールとして使うイメージが強いです。


オンラインだと、この非言語情報が少なくなるため、リアルに比べ精度は下がります。そのため、1次をオンラインで行う場合、リアルに比べやや選考通過率が上がります。それは根拠が取りづらくなるため、不採用と決める明確な情報が取り切れず、2次以降のリアル選考に進んでもらうことが増えるからです。


実際、オンラインとリアルで印象が違うことも多いですし、選考結果が変わってきたりすることもあります。


オンライン全盛の時代ですが、リアルの機会を1度は挟むことをお勧めしています。

 
 
 

最新記事

すべて表示
御社はどんな社会貢献をされていますか?

新卒採用で説明会や面接などで「御社はどんな社会貢献をされていますか?」と質問をされることがあります。 皆さんはどのように答えてらっしゃるでしょうか? 社会貢献を調べると「公益に資する活動」とあります。つまり、私益(自社の利益)目的では無く、慈善事業、寄付、援助、ボランティア...

 
 
 
当社の社員教育で最初に伝えること

今回は、趣向を変えて当社のことについて書こうと思います。 当社では採用において「顧客に貢献する」という価値観を持っているかどうかを最も大きな採用基準としているため、性格的にはまっすぐな社員が入ってくることが多いです。根っこの価値観や、エネルギーの原動力のような根源的な部分に...

 
 
 
全ての会社の全ての採用に共通する採用基準について

採用基準について考えるときに、能力面、経験スキル、価値観などは会社ごとそれぞれに違いますが、全ての会社の全ての採用の根幹にある採用基準があります。 それは、「採用にかかるコスト+支払う給与・賞与+社会保険料」よりも多くの売り上げに貢献してもらうこと、つまり黒字になる方かどう...

 
 
 

Comments


bottom of page